アイシングクッキーに使う着色料が気になるけど、大丈夫なのかな?
食べるものだから気になりますよね。
私も驚いた事実があるので一緒に見ていきましょう!
世界で注目されていた着色料の弊害
アイシングクッキーと言えば、見た目は食べ物とは思えないデザインが特徴です。
食べ物なのに、
”食べ物じゃないような見た目”
であることに価値があるお菓子なんです。
でもその食べ物らしからぬ見た目は本当に食べても大丈夫なんでしょうか?
実は世界でも身体への弊害が注目をされていたという事実があったんです。
英国食品基準庁 (FSA)は2008年4月、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と関連の疑われる合成着色料6種類について、食品メーカー等に自主規制を促しました。
2015年にはイギリスのサセックス大学教授 エリックミルストーン教授が、甘味料や合成着色料が子供の多動性へ影響していることについて言っています。
赤色2号に関しては、発がん性があるとして、アメリカ、韓国など多くの国で使用を禁止していたり、他の赤色に関しても、遺伝子損傷や、染色体異常、の危険性があるとして使用を禁止しています。
赤色に関しては、食べたことがある人が多い、m&m のカラフルに着色コーティングされたチョコレート菓子。
過去に11年間、赤色が除かれていたそうです。
もちろん、全ての合成着色料が健康被害が出るようなものではありません。ですが怖いのが国によってその使用の基準はまちまちだということです。
実際に、海外では禁止されているのに、日本では使用を許可されているものもあるくらいです。
そして最近では
アメリカカルフォルニア州環境保護庁有害物質管理局(OEHHA)は2021年4月16日
合成着色料の摂取が一部の子供に対し、注意欠如・多動性障害(AD/HD)などを引き起こす可能性があると
結論づけた健康影響評価を発表した
<日本消費者新聞掲載>
と言った衝撃的な発表があります。
他の国はわかりませんが、わかっているだけでも、イギリスやアメリカでは、合成着色料と子どもの多動性について問題視されているということです。
注意欠如・多動性障害とは
ちょっと聞き慣れない言葉に、驚いた方も多いと思います。
最近では、もしかしたら AD/HD (エーディー・エイチディ)という言葉の方が聞いたことあるかもしれません。
私は、注意欠如・多動症と言う言葉よりも上記のAD/HDという言葉の方を聞いたことがありましたが、障害ということはわかっていましたが、実際にどんな障害であるか?ということまでは知りませんでした。
症状を簡単にあげると
- 不注意による間違いが様々な場面で認められる。
- 注意の持続が困難な状況が様々な場面で認められる。
- 計画的に物事を遂行することが困難。
- 他者からの適切な指示に従わない。
- 多弁、落ち着きがない
- 理由なく離席することがある
- 不適切な状況であるにもかかわらず走ったり、高いところに登ったりする。
- 列に並んだりすることができない。
などです。このような症状が6ヶ月以上持続するなど、発達水準から逸脱して個人の生活や社会生活に支障をきたす障害です。
そしてこれは神経発達症であり、原因は遺伝的要素が多いと言われていますが、それ以外にも環境により発症することがあると言われています。
自分が作り続けたお菓子で子供の健康が損なわれる可能性があるなんて絶対避けたいです
体の機能が未熟な子供にはかなりのリスクがあるんですよ
まとめ
もちろん、数枚の合成着色料を使用したアイシングクッキーで注意欠如・多動性障害になることはありませんが、今私たちの食生活には多くの着色料が使われていることも事実です。
世界的にも現在は健康志向へと風向きが変わっていますが、やはり見た目に可愛いお菓子や食べ物などは見る人を和ませてくれるし、癒しの効果もあるのも事実です。
見る人も食べる人も幸せな気分にしてくれるのが、可愛いお菓子たちです。
ですが、合成着色料という自然界にない合成して作られた着色料を使ってまで、可愛くする必要があるのか?という疑問があるのも事実です。
上記で挙げたような、体の器官が未熟な子供がハイリスクを負うようなものは、食べることは控えた方がいいと誰もが思うと思います。
子供が喜ぶからと、カラフルに着色された食べ物を気軽に挙げた先には、もしかすると一生取り返しのつかないようなリスクが待っているかもしれません。
そんなリスクを負ってまで可愛いものを選ぶことよりも、可愛くて、野菜やフルーツなど100%のフードパウダーを使って色付けして可愛くデザインされたものを選んだ方がみんなの笑顔につながると思うのです。
体は食べたものでできています。
そして子供の体を作るのは、お母さんにかかっているのです。